ある講演会に参加した際、「怒る」と「叱る」を参加者が体験するという
デモンストレーションを見せていただいた。
別名 「かぶとむし」の話
そのストーリーは
中学校三年生の娘が夏休みに遊んでばかりで勉強を全くしない。
それを見かねた母親が娘を「怒る」場合と「叱る」場合を見せるというもの。
結果は
「怒られた娘」はよりやる気を失い
「叱られた娘」は自ら勉強をやると口にした。
デモンストレーションを体験した人も
気持ちの部分で大きく違うと体験談を語っていた。
会場できいていた自分もその様子と態度の変わりように驚いたのは言うまでもない。
やる気スイッチはいつでも、どこにでもあるという現実。
以下、母親と娘の会話。
①怒る
母親:「○○(娘さんの名前)、あなたは受験生なのになぜ勉強をしないの」
娘:「だって勉強、面白くないんだもん」
母親:「勉強しないと大人になってから大変だから、やりなさい」
娘:「大人になんてなりたくなーい」
母親:「なぜあなたはお母さんのいうことがわからないの?」
・・・続く
まぁ一般的なパターンで娘さんはかたくなにNOを言い続け言い争いになり
「絶対勉強なんかしないもん。」 がゴールでした
②叱る
母親:「○○(娘さんの名前)、あなたは受験生なのになぜ勉強をしないの」
娘:「だって勉強、面白くないんだもん」
母親:「○○、そうなんだね。 わかるよお母さんも勉強嫌いだったから」
娘:「え、そうなの?」
母親:「そうよ、よくあなたのおばあちゃんに叱られてたわよ」
娘:「そうだったんだね」
母親:「○○、お母さんはねカブトムシが大好きでしょ?」
娘:「うん」
母親:「大好きなカブトムシが籠から脱走してもそっと籠に戻すだけで、叱ったりしないよね」
娘:「うん」
母親:「お母さんが○○を叱るのは、あなたのことが大好きだからなのよ。○○には世界で一番幸せになって欲しいと思っているから」
※このフレーズは誰が伝えるかも非常に大きなウェイトを占めます
いきなり出てきた登場人物が人生を語っても全く響かないように。
娘:「・・・ おかあさん、ありがとう わたし、受験勉強、やるね 絶対に合格する」
母親:「○○あなたはやれば出来る子だから、大丈夫。 信じているわ」
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目的もなく、勉強を強いられるとどうしても人は反抗をしてしまいます。
しかし、自らの意思が動くと思考が自動化され苦痛ではなくなります。
学びとは自身の準備の在り方ともいえます。
どんなに学んでも終わりがないのはまさに”状況の変化”によるもの
やりたいことをやれるようになるために、考える力をつける。
自身のステージが上がる際には、必要不可欠な要素なのです。
学び方は人それぞれ、みんなちがっていいのです。
そして自らが一歩前にでて、新しいものを創りだしていくことが大事です。
社会に例えると今回の「受験勉強」を「業務指示」に置き換えて考えると
意としないことは自らやらないと決めてしまっていたらそこに成長はないのです。
注意されないことを”見守られている”と勘違いしていませんか
それはすでに”見捨てられている”のかもしれません。
あなたを叱るのはあなたに向き合っている証拠。
「なんで、そんなことを言われるのですか」と思うのであればそこに成長はない。
多大なエネルギーと時間をかけて、周りの人を幸せにし続けたいと思える人はなかなかいない。
上司が新人の面倒を見るのが当たり前ではないのです。
自由を得れば、全ては自己責任です。
どちらを選ぶもあなた次第。
一言で例えるなら
会社勤めをするか、自身が社長になるかという選択。
企業するのは簡単ですが、続けることが大変なのです。
続けてゆくこと。
それが「安心、安全、万全」に繋がると弊社は考えます。
そこに信用、信頼が生まれる。
みんなの行動一つ一つが、酸京クラウドの財産なのですから。
当たり前に当たり前のことをやる。
みんなへの願いはただひとつです。